ブログを立ち上げる際、できるだけ早めに決めておきたいものの1つに「カテゴリー」があります。

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なっちゃん
カテゴリーって「分類」って意味ですよね?
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ファン太
そうだよ。記事1つ1つをカテゴリーで分けることで、「この記事はこんな内容だよ!」とわかりやすくなって、探したり管理したりしやすくなるんだ。

クライアントがブログを運営している場合は、受注の際に「このカテゴリーを使って下さい」と指示があることもありますね。これは【すでにカテゴリーが用意されている】からできること。

自分でイチからブログを開設する場合は、当たり前ですが、カテゴリーも自分で考えて用意していかなくてはならないんです!

この記事では、「カテゴリーを考える手順・考える時のコツ」をメインにお伝えしていきますね!

カテゴリーを考える手順(4ステップ)

カテゴリーを考える時は、下記の4ステップの手順で考えていくのがおすすめです。

  1. ①、ブログの「テーマ」「読者像(ペルソナ)」を明確にする
  2. ②、テーマとペルソナの組合せから、「読者がどんな悩みを持っているか」を書き出す
  3. ➂、②で書き出した情報を、単語化しながら整理する
  4. ④、➂の単語の中からカテゴリーを見つける
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なっちゃん
解説と一緒に具体例を挙げますので、一緒にやってみましょう~!

ステップ1 ブログの「テーマ」「読者像(ペルソナ)」を明確にする

まずは、自分のブログが取り扱うメインテーマと、「どんな読者をメインターゲットにするか」の読者像(ペルソナ)をハッキリとさせましょう。

たとえば…

● テーマ … 旅行
● 読者像 … 30代~40代の夫婦。共働きの合間に有給を使って旅行するのが趣味。子供はまだ幼い。

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ペルソナの設定方法は下記の記事でテンプレ付きで解説してます!

ステップ2 「読者がどんな悩みを持っているか」を書き出す

続いて、ステップ①で明確にした「テーマ」「読者像」をもとに、考えられるだけたくさんの「悩み」を書き出していきます

身近な人を具体的に想像してみたり、SNSやインターネット掲示板を読んでみたりするのもおすすめです!

たとえば…

【テーマが「旅行」、読者像が「30~40代夫婦・共働き・子供が幼い」の場合】

・おすすめの旅行先が知りたい
・おすすめの旅行会社はどこ?
・旅行会社でキャンセルのトラブルが不安
・旅行に何を持って行けばいいの?
・旅行でよくある失敗は?
・旅行の準備が大変
・職場へのお土産はどうしたらいい?
・子供の世話ができる設備は?
・子供が旅行中に飽きてしまったら?

 など

ステップ3 単語化しながら整理する

ステップ②で書き出した内容を、単語化しながらグループごとに紐づけしていきましょう。マインドマップの形に整理すると作業しやすいですよ!

▼ マインドマップの例

図:マインドマップの例
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なっちゃん
一言で「旅行」といっても、いろんな要素でできてるんですね…!

▼ マインドマップの作り方はこちらの動画を参考にしてみて下さい。

マインドマップを作れるアプリ

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ファン太
マインドマップを作る無料ツール・アプリもあるよ! 時短できるところは効率化していこう!
Mind Map Maker - Mindomo
Mind Map Maker – Mindomo
無料
posted withアプリーチ

ステップ4 単語の中からカテゴリーを見つける

だいたいの要素の繋がりがつかめたら、改めて「大きなカテゴリー」「小さなカテゴリー」を見つけていきましょう。

たとえば…

「旅行」
 ・情報 > 旅行会社・旅行先・グッズ
 ・ノウハウ > 準備・マナー・交通・子供
 ・トラブル > キャンセル・急病

カテゴリーにするかどうかの目安

カテゴリーの候補となる単語がたくさんあっても、その全てをカテゴリーにしてしまうと今度は管理が大変になってしまうでしょう。

目安としては、「そのカテゴリーで30記事くらい書けそうか」を考えるのがおすすめです。

検索エンジンで「テーマ+カテゴリー」で検索してみて、どのくらいの情報がありそうかチェックしてみましょう!

カテゴリーを考える時のコツ

ひとまず手順をお伝えしましたが、「さぁ、考えよう!」と思ってもなかなか難しいものですよね…。そこで、考える際のコツも紹介します。

  • ブログの方針に合っているか
  • 初心者は3~4個くらいの数からスタート
  • カテゴリーの階層を複雑にしすぎない

コツ① ブログの方針に合っているか

テーマから連想していくうちに、「あれも」「これも」とたくさんのアイデアが出てくることもあるでしょう。しかし、当初のテーマ・読者像から遠すぎるものは、記事を書いてもニーズに合わない可能性があります。

ブログの方針にカテゴリーがマッチしているか、「どんな人に向けた、どんな内容のブログにしたいか」を常に念頭においておきましょう。

コツ② 初心者は3~4個くらいの数からスタートするのがおすすめ

たくさんカテゴリーがあると、1つずつのカテゴリーを充実させるまでにその分時間がかかります。初心者のうちは、負担になりにくく管理しやすい、3~4カテゴリーくらいから始めてみましょう

特に、雑記ブログにする場合は「何でも書ける」分、カテゴリーもバラバラと多岐に渡ってしまいがちです。ある程度は方向性を決めてカテゴリー数を絞るのが良いでしょう。

図:カテゴリーと記事数のイメージ

コツ③ カテゴリーの階層を複雑にしすぎない

WordPressでは「親カテゴリーの下に、子カテゴリーを作る」といった階層構造が可能です。たとえば、「季節」の親カテゴリーの中に、「春」「夏」「秋」「冬」の子カテゴリーを作る感じですね。

この【親・子】の構造が複雑になればなるほど、管理が手間になり、読者も目的の情報が探しにくくなってしまうというデメリットが発生するのです。細かくし過ぎないよう、ほどほどにしましょう!

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なっちゃん
ありゃ? 情報を探しやすくするためのカテゴリー…じゃなかったですっけ?
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ファン太
「複雑化し過ぎても、かえって良くない」ってことだね。親カテゴリーだけで十分なこともあるよ!
図:カテゴリー階層のイメージ

カテゴリーがしっかりできていれば、こんな良い事が!

カテゴリーをしっかり分けておくことのメリットは、管理しやすい/探しやすいの他にもあります。主にこちらの2つです!

  • ブログの方針がしっかりする
  • SEO対策に効果があるといわれている

メリット① ブログの方針がしっかりする

1つ目は、ブログの方針がしっかりと目に見えてわかりやすくなることです。

「このブログは、こんな内容を取り扱っています」と読者に一目で見てもらいやすくなるでしょう。また、カテゴリーが明確になっていることで、記事の内容も方向が定まりやすくなります。

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なっちゃん
カテゴリーが「お悩み解決」なら、「今回の記事は、原因と解決法をお伝えする内容だな!」と構成を立てやすいね!

メリット② SEO対策に効果があるといわれている

2つ目は、ずばり「SEO対策にメリットがある」です。

SEO対策とは

自サイトをGoogleなどの検索エンジンに評価してもらえるようにし、検索結果の上位に表示されるようにするための対策です。

記事がごちゃごちゃと集まっているだけのサイトよりも、スッキリと分類ごとに整理されているサイトの方が記事を探しやすいですよね。

結果的にサイトに滞在してくれる人が多くなるので、SEOの評価にも良い効果があるといわれています。

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ファン太
自分の記事が検索上位に出るようになると、モチベーションもアップ! ブログ運営が続けやすくなるよ~。

まとめ

ブログ開設の初心者向けに、「カテゴリー」についてお伝えしました!

【カテゴリーを考える手順(4ステップ)】

  1. 1 ,ブログの「テーマ」「読者像(ペルソナ)」を明確にする
  2. 2,テーマとペルソナの組合せから、「読者がどんな悩みを持っているか」を書き出す
  3. 3,②で書き出した情報を、単語化しながら整理する
  4. 4,③の単語の中からカテゴリーを見つける

カテゴリーを用意することで、ブログの方針が読者に伝わりやすくなり、記事を書く際にも構成を考えやすくなります。SEO対策にも効果があると言われているので、ぜひ取り入れて下さいね!

初心者のうちは、負担になりにくく管理しやすい、3~4個の少数カテゴリーから始めるのがおすすめです。

マインドマップ作成アプリなど、便利なツールも使いながら着手していきましょう!