WordPress(WP)ブログを始める時、最初に設定しておきたい投稿設定の1つに「パーマリンク」があります。
語源からしてあまり馴染みのない用語ですが、このパーマリンクの設定はブログ運営に欠かせない重要な部分! 「なにそれ?」と言っていると後々損をしてしまうかもしれないのです。
この記事では、
- WPブログ開設時にやっておきたいパーマリンク設定
- パーマリンク設定のポイント
- パーマリンクの具体的な使い方
をメインに、丁寧にやさしく解説しますね!
パーマリンクを設定しよう! 【手順・設定のポイント】
パーマリンクとは、サイト各ページのURLのうち、メイン部分の後ろに続く文字列のこと。(または、その文字列までを含んだURL全体のことを指します)
(例)□□□.com/blog/●●●● ←この●の部分
つまり、パーマリンクの設定とは、あなたのブログで使用する記事ページのURLの形を決める設定です。
では、そんな身近な存在「パーマリンク」の設定手順・設定のポイント を紹介します!
設定の手順
WPブログを開設したら、早めにパーマリンク設定を決めておきましょう。下記の手順で設定します。
- メニューから「設定」にマウスポイント
- 出て来た一覧から「パーマリンク」をクリック
- パーマリンク設定を選ぶ(★「投稿名」がおすすめ!)
- 「変更を保存」をクリック
①② 管理画面のメニューから、「設定」>「パーマリンク」に進んでパーマリンク設定の画面を出します。
③ 「共通設定」の項目から、使用したいパーマリンク設定を選んでクリックします。
(初期設定では「基本」にチェックが入っていますが、おすすめは「投稿名」です!)
パーマリンク設定で「投稿名」がおすすめなのは、Googleが推奨してるURLの形に近いからです!(詳しくは後述します)
④ 最後に、画面一番下の「変更を保存」をクリックすれば完了!
設定のポイント
設定自体は簡単なパーマリンクですが、設定の際に気をつけたいポイントが2つあります。
- シンプルであること
- 内容がわかりやすいこと
これは【Googleが推奨しているURLの形】です。この2点が「有効なテクニック」としてパーマリンクに求められているわけなんです。
▼ Google検索セントラルでは、次のように記載されています
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、次のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。
引用:Google検索セントラル「シンプルな URL 構造を維持する」
http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation
ポイント① シンプルであること
長~~~いURLだと扱いづらいですし、複雑な構成になっていると内容も読み取りにくいですよね。シンプルなパーマリンクであればあるほど、URLも簡明なものになります。
そのため、余計な情報はできるだけ含まない方がいいんです!
ポイント② 内容がわかりやすいこと
数字やただのアルファベット・記号の組合せでは、URLだけで「どんな内容の記事なのか」まではわかりません。
「投稿名」だと記事内容がある程度現れますので、URLから内容を推測しやすくなるというわけです!
WPでデフォルト設定されている「基本」のパーマリンクでは、構造自体はシンプルなものの、末尾が数字で構成されています。(例:http://○○○.com/blog/?p=123)
使用しても問題はありませんが、SEO効果はあまり得られないといわれています。
パーマリンクの具体的な使い方
パーマリンクを「投稿名」で設定した場合、実際の記事にはどうやって反映されるのでしょうか? 具体的な使い方も確認していきましょう!
記事作成のパーマリンクのポイントは、1度「下書き保存」すること
各記事のパーマリンクは、記事作成・編集画面の右サイドメニューの中に項目があります。
【メニューの出し方】
- 記事作成・編集画面で「投稿」タブをクリック。
しかし、新規作成中の時点では記事IDが入っているだけで、まだ「投稿名」にはなっていません。
ここで一度「下書き保存」をすると、パーマリンクが記事タイトルと同じ内容に変わります。
▼ パーマリンクの項目にURLスラッグが出現し、パーマリンクが自動的に記事タイトルに!
「下書き保存」をせずにいきなり「公開」にすると、パーマリンクがIDの状態のままで公開されるので注意して下さいね!
(※ 後から再度編集しなおして、パーマリンクを修正することは可能です)
任意のパーマリンクをつける方法
このまま日本語のパーマリンクで記事を公開することもできますが、それだと【URLが特殊な文字列で長くなってしまう】という現象が起こります(※ 詳しくは後述します)。
そこで、半角英数字のパーマリンクに修正してみましょう。
【パーマリンク修正の手順】
- 「URLスラッグ」のボックス内に文字を再入力する
- 「下書き保存」または「公開(更新)」をクリック
① 記事を1度保存した後であれば、記事作成・編集画面の右サイドメニューにある「投稿」>「パーマリンク」の項目内に「URLスラッグ」が出現します。
このURLスラッグに入っている文字を書き換えましょう!
▼ シンプルな半角英語で入力するのがおすすめです!(複数の単語があれば「-(ハイフン)」で繋げましょう)
② 再び「下書き保存」または「公開(更新)」ボタンをクリックすると、書き換えた内容で保存されます。これでパーマリンクの修正はOKです!
日本語のパーマリンクは避けた方がいい?
パーマリンクの項目に出て来た「URLスラッグ」のボックス内には、日本語も入力可能です。もし日本語でパーマリンクを作成した場合は、そのままパーマリンク内に日本語が入ります。
しかし、日本語のパーマリンクは避けた方がいいともいわれているのはご存知でしょうか?
半角英数字と日本語ではどう違う?
まずは、半角英数字でパーマリンクを作った場合と、日本語混じりで作った場合の違いを見てみましょう。
アドレスバーでのURL表記の違い
▼ 半角英数字で入力したURLと、日本語で入力したURLの違いがこちら!
ただし問題は、リンクに使用した時なんだ…
リンクなどに使用した時のURL表記の違い
▼ 先程のURLの記事をTwitterに投稿すると、こうなります!
URLが長い文字列に変わってしまうことのデメリット
日本語のパーマリンクが特殊な文字列に置き換わってしまうと、下記のような不都合が出てきます。
- URLから記事の内容がわからない
- リンクが文字でいっぱいになってしまう
- メールなどの文字制限を圧迫してしまう など
もしかすると、せっかく誰かが記事を紹介してくれても「URLが怪しい…」とリンクをクリックしてもらえないかもしれません。
こうしたデメリットを回避するためにも、文字が化ける心配のない半角英数字でパーマリンクを作成するのがおすすめ!というわけです。
まとめ
この記事では、WPブログでの開設時に設定しておきたい「パーマリンク設定」をメインにお伝えしました。
- パーマリンク設定は「設定」>「パーマリンク」から選べる!
- パーマリンク設定のおすすめは「投稿名」!
(シンプル、内容がわかりやすいもの が良い) - 記事作成時は、1度「下書き保存」してからパーマリンクを編集する
- 日本語のパーマリンクは避け、半角英数字がおすすめ!
日頃のインターネット利用時は、あまりパーマリンクを意識することはないと思います。しかし、記事1つ1つに個別のURLがあり、SNSで情報を共有しようとした時などに、皆さん知らず知らず使っているんですよね。
あなたは、記事にどんなパーマリンクをつけますか?
この記事で学習したことも参考に、WPブログの開設を機に、ぜひこれからパーマリンクにも目を向けてみて下さいね!