「どんな記事を書くか」って、どうやって決めていけばいいんでしょう??
クライアントから記事執筆の受注をする場合であれば、「このキーワードで書いて下さい!」とキーワードがあらかじめ決められていることも多いです。しかし、これが【自分のブログ】となると話は変わってきます。
そう。記事キーワードを集める・選ぶところから始まるわけです!
この記事では、
- キーワードを集める方法
- キーワードを集めたらやっておきたいこと
- キーワードを選ぶ時のコツ
を初心者向けに丁寧解説でお伝えしていきます!
記事キーワードを集める方法 【3パターン】
記事キーワードを集めるには、主に下記の3パターンの方法があります。
- 読者が検索しそうなキーワードを連想していく
- 検索窓の予想・関連キーワードを調べる(サジェストキーワード)
- キーワード収集ツールを利用する
方法① キーワードを連想していく
方法①はずばり、【自分の頭で考える】方法です。自分のブログを訪問する読者のペルソナ(読者像)を考え、「どんなことを調べたがっているか」から「どんなキーワードで検索するか」を連想していきましょう。
【サッカーがテーマのブログの場合】
● 読者のペルソナ…子どもにサッカーを教えたい・習わせたい親
● どんなことを調べたがっているか…練習方法、必要なグッズ、サッカー教室の情報 など
↓
キーワード例:「子供 サッカー 練習」「子供 サッカー グッズ」「子供 サッカー教室」
方法② 検索窓でサジェストキーワードを集める
方法①で書き出したキーワードをGoogleやYahoo!の検索窓に入力して、関連キーワードを調べていく方法です。
サジェストキーワードとは、検索エンジンに文字を入力すると自動でキーワード予想をしてくれる機能のこと。この検索候補を使って実際に調べものをする人も多いでしょう。
▼ 検索窓に入力していると出てくる親切なアレが「サジェストキーワード」です!
●「子供 サッカー 練習」で検索した場合
↓
【サジェストキーワードの例】
「子供 サッカー 練習着」「子供 サッカー 練習方法」「子供 サッカー 練習メニュー」「子供 サッカー 練習しない」「子供 サッカー 練習グッズ」「子供 サッカー 練習 室内」
方法③ キーワード収集ツールを利用する
アカウント登録や有料などに抵抗が無ければ、キーワード収集ができるツールを利用するのもおすすめ!
● キーワードファインダー
● Googleキーワードプランナー
● ラッコキーワード
機能が充実したものだと「キーワードの強弱を知りたい!」「キーワードの検索ボリュームが知りたい!」といった分析にも活用できます。一石二鳥!
ツールの例1:キーワードファインダー(有料)
詳細はこちらから▷ キーワードファインダー公式
「スタンダードプランで¥50,000/月(税抜)~」と月額料金がお高いのがフトコロに痛いです。値段が高い分、機能面では充実しています。
・自動でキーワードを取得
・自サイト/競合サイトのURL登録
・検索ボリュームのチェック
・様々な分析ツールの利用
・Googleアナリティクスと連携
など
※ 価格・機能情報は記事作成時のものです
ツールの例2:Googleキーワードプランナー(無料)
詳細はこちらから▷ Google広告|キーワードプランナーの使い方
「Google広告」へのアカウントとウェブサイトの登録が必要ですが、登録自体は無料でできます。検索エンジンの大手Googleのツールなので安心して利用しやすいのもメリットですね!
ただし、実際に広告を掲載していないと、機能が充分に発揮されない(曖昧にしかボリュームチェックができないなど)のマイナス面があります。
・キーワード候補を調べる
・調べたキーワード候補のリストをダウンロード
・検索ボリュームのチェック
など
▼ 「Google広告」は実は、Googleユーザーお馴染みの「Googleアプリ」の中に入っています。
ツールの例3:ラッコキーワード(無料)
詳細はこちらから▷ ラッコキーワード
「1日5キーワードまで」という制限がありますが、無料でも利用できます。(有料にすると制限が解除できます)
・サジェストキーワードの収集
・csvダウンロード
・キーワードの関連ニュースを見る
・検索上位記事から見出しを抽出
など
関連ニュースの検索や「検索Top20記事の見出し」を自動抽出する機能も備わっており、すぐに記事執筆に取り掛かりやすいツールなのがメリット!
▼ サジェストキーワードを、更に拡張して調べてくれるのが嬉しい!!
キーワードを集めたらやっておきたいこと
キーワードを集めたら、一緒に次の5つもやっておきましょう!
- キーワードの検索ボリュームをチェック
- 分類ごとにリストアップ
- キーワードの種類を分析
- 検索クエリを分析
- キーワードをストック
① キーワードの検索ボリュームをチェック
「検索ボリューム」とは、検索エンジンでそのキーワードが「実際にどのくらい検索されたか」の回数です。つまり、ボリュームが大きければ大きいほど、【そのキーワードは人気がある】ということ!
Googleキーワードプランナー(前述)などのツールを使って調べられます。
② 分類ごとにリストアップ
集めたキーワードは、種類ごとに分類しておくのがおすすめです。
▼ たとえば…「子供 サッカー 練習」で集めたキーワードの分類はこんな感じ!
ノウハウ | グッズ紹介 | 悩み |
---|---|---|
・子供 サッカー 練習方法 ・子供 サッカー 練習メニュー ・子供 サッカー 練習 室内 | ・子供 サッカー 練習着 ・子供 サッカー 練習グッズ | ・子供 サッカー 練習しない |
ノウハウ系の記事と、グッズ紹介系の記事では、記事の書き方が違ってきます。あらかじめザックリとカテゴリーごとに分けておくとイメージしやすくなるでしょう。
③ キーワードの種類を分析する
ブログ・アフィリエイトでは、キーワードは主に4種類の名前で呼ばれていることがあります。集めたキーワードがどれに当てはまるか分析してみましょう。
名称 | 特徴 |
---|---|
ビッグキーワード | 検索ボリュームが多い単一のキーワード (例:「ブログ」 など) |
ニッチキーワード | 競合が少く、かつ効果が見込める穴場のキーワード |
スモールキーワード | 検索ボリュームが少ないキーワード |
ロングテールキーワード | 検索ボリュームは少ないが、効果が見込めるキーワード |
ビッグキーワード
検索ボリュームが多い=多くの人が注目しているキーワードです。
これだけ聞くと「ビッグキーワードを狙えばいいんだ!」と思ってしまうと思いますが、実際には同じキーワードを狙うライバルサイトの数もその分多く、上位表示されるのが難しいキーワードでもあります。
・単語1つのキーワード(「ブログ」「サッカー」など)
ニッチキーワード
ライバルサイトが少ないにも関わらず、
- 検索ボリュームが多い
- 収益に直結しやすい
といったメリットを持つキーワードです。早い話が「穴場」ですね!
もし発見できれば良いことずくめなので、ぜひ狙っていきたいキーワードです。ただし穴場なだけあって、狙って見つけていくのは難しいかもしれません…。
スモールキーワード
検索ボリュームが少ないので、ビッグキーワードほど注目はされていないキーワードです。
その代わり、ライバルサイトもあまり多くない傾向にあるので、検索上位には表示されやすいといえるでしょう。
ロングテールキーワード
サイト全体で見た時に「売り上げを占めるキーワード」です。
つい検索ボリュームの多い「人気のある記事」に目がいってしまいますが、サイト全体の収益で見ると、一部の人気記事よりも【検索ボリュームの少ない記事の集合】の方が収益を占める割合が大きいことがあります。
▼ 形が「長いしっぽ」に見えることから、「ロングテール」と呼ばれているそうです!
④ 検索クエリを分析する
「検索クエリ」とは、「読者がどんな要求を持って検索しているか」の分類です。
キーワードで検索する時、
- Know(知りたい!)
- Do・Buy(やりたい!買いたい!)
- Go(目的のサイトを探したい!)
の3つの要求が隠れているといわれています。集めたキーワードがそれぞれどんな要求に基づいているか、分析してみましょう!
Do・Buyは、広告・アフィリエイトで収益化がしやすいよ!
Know:インフォメーションクエリ
知りたい要求を持っているキーワードです。読者は情報収集したり、疑問を解決したりするのが主な目的で検索しようとしていると考えられます。
キーワード:りんご 品種 違い
要求:りんごのそれぞれの品種の違いが知りたい!
Do・Buyクエリ:トランザクションクエリ
何か具体的な行動を起こそうとしている時のキーワードです。読者は手段を調べていたり、欲しい商品があって検索しているのです。
キーワード:自転車 パンク 修理
要求:自転車のタイヤがパンクしたので、修理したい!
キーワード:手提げバッグ おすすめ
要求:良い手提げバッグを購入したい!
Goクエリ:ナビゲーションクエリ
目的があって、最終的に特定のサイトを訪問しようとしていると考えられます。
キーワード:SoftBANK スマホ買い替え
要求:SoftBANKのサイトでスマホを買い替えたい!関連情報があれば知りたい!
⑤ キーワードはある程度ストックしておこう!
「今月中に○記事書くぞー!」と張り切ったのはいいものの、何を書けばいいのか題材が決まっていない…なんてことになったら肩透かしですよね。
ここぞという時にネタ切れにならないよう、常に余裕を持ってキーワードをストックしておくのがおすすめです。
キーワードを選定する時のコツ(初心者向け)
最後に、初心者向けにキーワードを選定していく時のコツを紹介します。
- 検索意図を把握して選ぶ
- 強すぎるキーワードは初心者のうちは避ける
- 弱すぎるキーワードは検索してもらいにくい
① 検索意図を把握して選ぶ
- 検索クエリの分析
をしっかり実践して、検索意図を把握してキーワードを選びましょう!
執筆する際に、「読者がどんな検索意図を持っているか」をしっかり把握していないと、ニーズと記事内容がミスマッチしてしまうかもしれません。
「この記事、ぜんぜん疑問に答えてくれないや…」と読者が途中で読むのをやめてしまったり、そもそも検索エンジンに良い評価をしてもらえなかったりする可能性があるわけなんです。
② 「強すぎる」キーワードは初心者のうちは避ける
先述の検索ボリューム・キーワードの種類のところで「ボリュームが大きい(ビッグキーワード)=人気のあるキーワード」とお伝えしました。実はここに落とし穴があります。
人気があるということは、言わば【競合サイトも皆が上位を狙っている】という状態です。ブログを始めたばかりの初心者が書いた記事・成長しきっていない若いブログでは、競合が多すぎて検索上位に上がれない可能性が高いといえるでしょう。
・1~2つほどの単語で構成されているキーワード(「ブログ」、「ブログ 開設」 など)
・お金や医療など、関心を持つ人が多い話題 (「税金」 など)
強すぎるキーワードは初心者のうちは避け、3~4単語で構成されているキーワードを選ぶのがおすすめです。
ニッチキーワード、ロングテールキーワードを探していこう!
③ 「弱すぎる」キーワードは検索してもらいにくい
こちらは「強すぎるキーワード」とは反対に、「検索ボリュームが低い=人気があまりないキーワード」への注意です。
どんなに良質の記事を書いて検索画面のトップに表示されても、検索する人が居なければ【誰にも読んでもらえない記事】になります。見てもらえなければ収益にも集客にも繋がりません。
適度に検索ボリュームのあるキーワードを選びましょう!
・長文のキーワード(「練習しない子供にサッカーをして欲しい」など)
・広く使われていない言い回し(「練習せーへん 蹴球」など)
など
まとめ
この記事では、自分でブログを運営する際の「キーワード」の集め方をメインにお伝えしました!
【キーワードを集める方法:3パターン】
- 読者が検索しそうなキーワードを連想していく
- 検索窓の予想・関連キーワードを調べる(サジェストキーワード)
- キーワード収集ツールを利用する
キーワードを収集するには、時間と手間がかかります。ある程度考えたあとは、キーワード収集ツールも活用して効率的に作業していきたいですね。
慣れてきたら検索ボリュームのチェックや、キーワードの分析もしてみて下さい! 初心者のうちは強すぎるキーワードを避け、少しずつブログを成長させていきましょう。
ピッタリのキーワードで、あなたのブログが良いスタートを切れますように♪