SEOライティングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?皆さんなら、聞いたことがなくとも大体イメージがつくかもしれません。
SEOライティングは普通の文章を書くことと何が違うのでしょうか?どのような記事であれば、SEOライティングしているといえるのでしょう?
そういった根本的な問いへの答えを見つけられると、書きながら困ったときにも参考にすることができます。この機会に、一緒に考えてみましょう!
【SEOに効果的なライティング】普通の文章と何が違うの?
そもそも、SEOライティングとはどのようなものでしょうか?ただ「読みやすい文章」というだけではSEOライティングをしているとは言えません。
「なんとなく」でなく「意識的」にできるよう、少し復習しよう!
「ユーザーのため」と「検索エンジンにわかりやすい」の両立
SEO記事としての大切な要素は2つあります。
- ユーザーの役に立つ内容であること
- SEO記事は、何かしら「価値」を提供する文章である必要があります。個人的な日記などを公開するだけでは、どんなに読みやすくともSEO記事とは言えません。
- 検索エンジンにわかりやすい構造となっていること
- 見出しなどの文字装飾を使い、検索エンジンにとってもわかりやすい構造を作りましょう。クローラーはタグや装飾などによってコンテンツの構造を理解します。
どちらか一方に偏らず、両立していることがSEO記事の特徴です。
具体的にどうすれば良い?
では、具体的にどうすれば上記2つのポイントを両立することができるか。気になりますよね。これについては実は、”大正解”があるわけではありません。「コレさえやっていれば完璧!」という手法があるわけではないのです。
しかし、大正解がなくとも”正解”と”不正解”が存在します。“正解”を増やし”不正解”を減らして、相対的に”大正解”へ近づけていく――そういった、地道な作業が必要になります。
いまやSEO業界はたくさんの人が研究し情報発信されている分野です。あなたがその気になりさえすれば、いくらでも情報を仕入れることができます。
情報収集に一番手軽なのは、このウェブライティングスクールの学習シートを読み込むことです。このプロジェクトに参加している私たちの特権ですね。学習シートの内容さえ実践できれば必ず質の高い記事ができるようになっています。
実際私は、完全初心者としてこのプロジェクトに参加しましたが、半年ほどで10位以内に表示される記事を複数執筆することがでました。
チェックポイント
結局、楽にSEOライティングができる手法は存在しない。地道な作業が必要。
学習シートを読み込み、実践するのが一番手軽な方法!
ワンランクアップ!意識するとより良いこと
とはいえ、「学習シートを読んでください」だけのメッセージでは少々横暴です。それこそ、オリジナリティのない、価値のない記事になってしまいます。
そこで、細かいですが学習シートに記載のないポイントをいくつかご紹介しようと思います。記事をワンランクアップさせたい!と思うのなら、以下の3つを試してみてください。
1.代名詞を多用せずに文章を書いてみよう
代名詞とは、名詞や名詞句の代わりに使われるものです。
- これ、それ、あれ、どれ
- こちら、そちら、あちら、どちら
厳密には代名詞以外も含まれますが、「こそあど言葉」をイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。代名詞が多用される文章は読み手の負担が大きくなってしまいます。代名詞が指しているものを理解するエネルギーが必要になるからです。
書き手としては、とても便利な代名詞。ついつい使ってしまいますが、多用しないように気を付けましょう。
絶対使わなければ、それはそれで文章がくどくなってしまいます。
2.共起語を使ってみよう
共起語とは、キーワードとの関連が深い言葉のことです。キーワードについて説明するときにセットで使われる可能性の高いもの、とも言われます。
共起語を意識することで、読者さんの満足度を上げることができます。キーワードの周辺情報を、適切に伝えられるからです。
少しイメージしづらいと思うので、例を挙げましょう。
仕事 | Web | 転職 |
業界 | 記事 | 求人 |
編集 | オイル | サイト |
ZIPPO | ガス | ライティング |
「ライター」というキーワードの記事を書こうとした場合、「仕事」や「Web」といった単語が関連深いのは想像しやすいですよね。
しかし逆に、関連が薄い共起語を用いると、記事の情報が薄まり読者満足度を下げてしまうおそれもあります。
例の後半にでてくる共起語は、おそらく火をつける「ライター」の共起語でしょう。ケーキのろうそくに火をつける、アレです。
“文章を書く人”という意味で「ライター」と検索した人にとっては、「オイル」「ZIPPO」などの単語を使った文章は必要としていないことが予想できます。
ペルソナ設定によって、使うべき共起語を吟味することが、読者満足度を上げる秘訣です。
3.”表記のゆれ”を意識してみよう
“表記のゆれ”とは、まったく同じ意味であるのに複数の書き方で単語が使われることを指します。記事の重要なキーワードに表記のゆれがあると、読み手は違和感をおぼえ疲れてしまいます。
例として、SEOについての文章を書いてみます。
例文
SEOとは、Search Engine Optimaizationの略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」となります。
主にGoogleのアルゴリズムに対しての最適化を図り、記事の上位表示を狙います。なぜなら、検索エンジンのシェア率第1位がグーグルだから。
エスイーオーは、Webマーケティングとして捉えられることもあります。
1文ずつ見ると間違っていないのですが「SEO」と「エスイーオー」、「Google」と「グーグル」はどちらかに統一したほうが読みやすいですよね。
ちなみに、例文に登場する「記事」「検索」「エンジン」「Google」「最適化」は「SEO」の共起語です。
SEOライティングが学べる書籍
『SEO対策』と題名などに含まれている書籍は、開いてみると内部対策について書かれているものが多いです。そのため、記事や文章を書く内容に特化した本を見つけるのには苦労します。意外と少ないのです。
ここでは、SEOライティングの参考とできる本を2冊、ご紹介します。学習シートとこれらの本さえ読めば、めきめきと上達するでしょう。
『沈黙のWebライティング』
王道ともいうべき本です。Webマーケティング編との2本立て。漫画のストーリーに沿ってSEOが学べます。知識を印象付けるために、「ストーリー」は有効です。また、活字が苦手、という方でも手にとりやすいのではないでしょうか。
漫画でポイントとなる重要箇所を読んだうえで、章末にしっかりと文章での解説がされています。1冊読むだけで重要なことが繰り返し復習できるようになっているのです。
- 価格:2,200円(2022年1月現在 Amazon)
著者:松尾 茂起 著/上野 高史 作画
出版社:エムディエヌコーポレーション
出版年:2016/11/1
『「文章起業」で月100万円稼ぐ!』
個人的にですが、題名からはお金重視な印象を受けました。似たような感想も抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか?「ライティングの知識をつけたい!」という意欲が高い方は、題名だけを見ると手にとらないかもしれませんね。
しかしこの本、第一印象とは裏腹に、ライターとしてしっかりとしたロードマップを描けるように構成されています。そして、SEO対策として身に着けるべき知識も具体的に書かれているのです。
私は題名だけで食わず嫌いならぬ”読まず嫌い”しなくて良かったと思いました。SEOライティングで収入を得ている、大先輩が書いた本です。今の自分と比べ、稼ぐために足りないところを補完していくのに役立ちます。
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著者:藤原 将
出版社:大和出版
出版年:2021/3/10
実はこの本、Kindle書籍が人気を博し、加筆・修正を加え単行本化されたものです。
元の書籍は『文章だけで月100万円稼ぐ方法』。3ヵ月で6000部以上を売り上げた、スゴイ本です。こちらであれば、Kindle Unlimited会員なら無料で読むことができます(2022年1月現在)。
- 価格:1,200円(2022年1月現在 Amazon価格)
著者:藤原 将
出版社:ユートミー出版
出版年:2020/10/20
まとめ
単に「読みやすい文章」を書くだけではSEOライティングとは言えません。
- ユーザーの役に立つ内容であること
- 検索エンジンにわかりやすい構造となっていること
この2つが両立することが、SEOライティングの要素です。
SEO記事を書くためには、学習シートをしっかり読み込みましょう。それだけで、上位表示可能な記事を作成することができます。
それ以上を目指すのならば、学習シートの内容とプラスで以下のようなポイントにも気を配ってみてください。
- 代名詞を多用しない
- “表現のゆれ”を意識する
- 共起語を使う
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。