どんな仕事でも悩みは尽きないでしょうが、ライターとしての仕事も然り。様々な悩みを抱えながら、日々ライティングされていることと思います。
これから、皆さんのお悩みを解決してくれそうな本をご紹介していきます!
自分の立場が独創的であればあるほど、身近な人にアドバイスを求められるケースが減っていきます。より成長したいと望むのなら、自分の悩みは自分で解決できるようになっていかねばなりません。
悩みを解決するための引き出しは、可能な限り持っていて損はないはずです!
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効率面での悩み
まずは、お仕事の効率について。効率よく仕事ができれば、より多く受注し、稼ぎを大きくすることもできるのに……そんな風に悩んだことはないですか?
効率面の悩みに対しては、生活リズムや環境などを改善するのも有効です。しかし、文章術を学ぶのが作業効率に直結しそうですよね!
悩み①時間に余裕がない!今すぐ使えるテクニックを知りたい
「文章術を学ぶことに時間をかけられる余裕があるなら悩んでないよ!」と切実な声が聞こえてきそうです。
たしかに、今の仕事を効率化し時間に余裕をもたせたいのに、効率化するための時間がとられる、というのは矛盾しています。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
- 価格:1,650円(2022年2月現在 Amazon)
著者:藤吉 豊/小川 真理子
出版社:日経BP
出版年:2021/1/8
そこでオススメしたいのがこの1冊。数多ある『読書術』をテーマにした本を著者らが100冊購入し、その共通内容を集計、ランキング化してくれています。
複数の著者が大切!と伝えている文章のコツから順に学べるので効率的。学生時代、テストに出やすい内容から学んでいった方が効率が良かったですよね。
それと同じで、様々な本の著者が大切と推しているポイントからおさえていけば効率的です!
今、執筆を進めている記事があるのなら、学んですぐに実践する場があるはずです。今の悩みに合った部分だけ読んで反映させていきましょう。
▼こんな方も読んでいるようです!似たような状況の方、いらっしゃいませんか?
執筆中の悩み
記事執筆がお仕事の本題であるライターにとって、執筆中に悩みがでてくるのはある意味で当然のこととも言えます。しかし、それをそのまま放っておいても、自分の成長に繋がっている実感を得られませんよね。
悩み②クドい印象を受ける文章になってしまう
自分の文章が「くどくどした、冗長な印象になってしまう」と思い悩んでいませんか?
実は、この悩みをもつ人は案外多いのです。ただし、記事の情報量が多いことはSEO対策にもなるので必ずしも悪いこととは言えません。
ただ、情報量に対して文章が長すぎると、読者さんが受ける印象は良くないでしょう。「冗長だな」「説明が長すぎて結局何が言いたいか読み取りづらいな」と思われてしまっては、記事からの離脱に繋がってしまいます。
しかし、読者さんには関係のないことです。
『言葉ダイエット』
- 価格:1,650円(2022年2月現在 Amazon)
著者:橋口 幸生
出版社:宣伝会議
出版年:2019/12/27
文章が長くなりがち、と悩む方にオススメしたいのは『言葉ダイエット』。要するに、盛り込む情報量は変えずに文字数を減らしましょう、という試みです。
「記事に情報をたくさん入れたい!」と意気込むあまり、全体が読みづらくなっているかもしれません。それなら、情報量はそのままに、言葉を少なくするテクニックを身に着ければ良いのです!
▼言葉ダイエットのテクニックを学べば、ライター業以外にも活かせる機会がたくさんあります!
悩み③感情的価値の書き方がわからない
書き始めよう!と思ってパソコンに向かったのはいいけれど、すぐに手が止まってしまった…そんな経験はありませんか?
「感情的な価値ってどうやって盛り込むの?」
「今の書き方ではただの体験談で、読者さんに”価値”として届けられてない気がする……」
上記のように感情的価値について悩んで手が止まってしまうのも、ライターあるあるなのではないでしょうか。
『必ず書ける「3つが基本」の文章術』
- 価格:858円(2022年2月現在 Amazon)
著者:近藤 勝重
出版社:幻冬舎
出版年:2015/11/28
こちらは「作文の書き方」レクチャー本。正直なところ、SEO記事に作文の能力は必要ありません。
しかし、「感情的価値の書き方がわからない」と悩むライターさんにとっては、作文の書き方を学ぶことは有意義でしょう。
感情的価値の書き方――読者の共感を得られる書き方を学ぶと、文章を読むときにも目につく箇所が変わってきます。小説を読んだり、ライバルチェックをしているときに「あ、この表現が読者の共感を得るポイントだな」と見えるようになってきます。
読むことの悩み
記事を書くためには読む必要がありますよね。元々読むことが好きな人であれば良いかもしれません。しかし、なかには読むことは得意じゃないという方もいらっしゃるでしょう。
平成30年度に行われた文化庁の『国語に関する世論調査』によると、1か月に1冊も本を読まない人の割合は47.3%だそうですから、読むことに馴染みのない方も多いと考えられます。
(参考:文化庁 『平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要』)
悩み④そもそも読むことに自信がない…リサーチがつらい
「”書く”仕事をするためにライターの仕事を選んだ。なのに、フタをあけてみれば”読む”ことの方が多い……」ライターを始めてみて、そんな風に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。さらに、読むことに自信がない方は、学習シートの『リサーチ9割、作成1割』の文言を見て、愕然としたかもしれません。
SEO記事を書く際のリサーチはWeb記事を読むことが多いので、本とは少し感覚が違うかもしれませんが……読書術を学んで応用することも検討してみてください。
『遅読家のための読書術』
- 価格:814円(2022年2月現在 Amazon)
著者:印南 敦史
出版社:PHP研究所
出版年:2021/7/31
- 読むのが遅い
- 理解するのに時間がかかる
- 読んでも内容を忘れてしまう
上記のように悩んだり、読むことに自信がなかったりすると「速読」を謳った本を読んでみたくなりませんか?私も以前はそうでした。しかし、速読本を読んで読む速度が上がることは、残念ながらありませんでした。同じような経験がある人は案外多そうです。
速読ができるようになった人は良いですが、できない人は他のアプローチを探すのも良いでしょう。こちらは『読むのが遅いことは受け入れて、そのうえでどうするか』というテクニックを共有してくれる本です。
▼私がこの本を読むきっかけとなった動画です。まずはこの動画を見てみて、興味があれば実際に本も読んでみてくださいね。
悩み⑤どの本を読めばいいかわからない
最後にご紹介するのは「どの本が自分の役に立つのかわからない!」という方向けの本です。世の中には無数に本が存在しているので、迷ってしまいますよね。
自分に合う本に巡り合うためには、ある程度数うち当たることも必要です。
そして、気に入る本や文章を見つけたら芋づる式に読むのをオススメします。著者の他作品、 本文中に引用されている書籍や、参考文献など、注意を向けてみると1冊の本の中で紹介されている情報は意外と多いことに気づくかもしれません。
『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』
- 価格:1,980円(2022年2月現在 Amazon)
編著:MarkeZine編集部
出版社:翔泳社
出版年:2012/10/12
マーケティングに携わる様々な人が、おすすめする本を紹介してくれます。総勢45名の推しの本が、ギュッと1冊にまとまっている本です。
古典的なマーケティングの名著、テクノロジー解説書、小説など、一見マーケティングに関係がなさそうな本も登場します。『入手できる情報から、何を学び、どう活かすか。』他人の思考を学ぶ機会も多くはないので、興味深く読めます。
書いている人で選んでも良し。パッと開いたページに載っていたものを読んでみるのも良し。もしも、読んだことのある本が載っていたら、自分と他人の感想を比べる機会にもなるでしょう。楽しみ方は無限大です。
まとめ
・効率が悪く時間に余裕がない
・文章が冗長
・感情的価値の入れ方がわからない
・読むのが遅い
・どんな本を読めば勉強になるかわからない
上記のようなライターあるあるお悩みに対して、前に進むきっかけとなれるような本をご紹介しました。
仕事で悩んでも、逃げるのは簡単です。見て見ぬふりをして過ごすことも、ある程度であればできるかもしれません。時には気分転換が必要とされる場合もあるでしょう。
しかし、仕事の悩みは仕事で乗り越えていくしか、根本解決する道はありません。悩みがあるのは成長の機会です。これを超えてより良い自分になっていきましょう!
あなたの悩みを解決する糸口となれば幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。