「ブログのアクセスが全くない!」
「ブログから収益が生まれない!」
と、頭を抱える初心者さんも少なくないと思います。そのブログ記事、ちゃんと読者を第一に考えた内容になっていますか?
趣味で書いている分にはアクセス数などを気にする必要もありませんが、「ブログで収益を上げたい!」と思っているならそうはいきません。では、どうすればよいのでしょうか。今回紹介するSEOの基礎を理解できれば、ブログへのアクセスを増やせるきっかけになるかもしれませんよ!
この記事では、
- SEOとは何か
- SEO対策を行うとどうなるか
をメインに解説していきます。
そもそもSEOとは?
SEOとは「検索エンジン最適化」を意味すしており、英語訳した時の頭文字をとった言葉です。
具体的にどんなものかと言うと、ブログやサイトなどを読者が検索を行なったときに、上位に表示させるための手法や考え方のことです。「SEO対策」とも呼ばれています。
検索エンジンとは私たちがよく利用している「Google」や「Yahoo! JAPAN」などが代表的ですね。
独自にブログの情報を集め、分析して評価を行なうことで普段私たちが何かを検索したときに、ランキング形式で結果を表示します。
▼SEOについてはこちらの記事も参考にしてみてね!
検索エンジンはどうやって検索順位のランク付けを行う?
検索エンジンを使えば、ごくわずかな時間で検索結果を表示してくれますよね。
これはどんな仕組みになってるんでしょうか?
具体的には以下の流れの通りです。
- クロール
- インデックス
- ランキング
クロールでサイトを探す、情報を集める
まずはクロールと呼ばれる作業を行います。
Googleが開発した自動循環ロボットであるクローラーが、インターネット上から新しいサイト情報や既存のサイトからサイト情報を取得し、解析を行います。
インデックスで見つけてきたサイトや情報を登録
次はインデックスの作業が必要です。
クローラーが見つけた情報を区分分けしてデータとして登録します。
街にある書店を想像してみてください。
各ジャンル別に本は整理されていますよね。もし新しい本が入荷すれば、その本のジャンルを元に保管場所が決まります。インデックスもこれと似たような作業なのです。
ランキングで検索キーワードを基に順位付けして結果表示
最後にランキングです。
読者がキーワードを入力して検索を行なった場合、その検索キーワードを基に情報を順位付けして結果表示を行います。
いかに検索キーワードとの関連性があるか、評価が高いかが順位付けのポイントです。
SEO対策を行うとどうなる?
SEOの知識はブログ上級者だけでなく、ブログを始めたての私たちにも必要です。
SEOを完全に理解することはできませんが、理解しようとする過程の中で私たちがしなければならないことが見えてくるはずです。
そんなSEOの対策を行うとブログはどうなるのでしょうか。
ブログが検索上位になればアクセス数が増える
SEO対策により自分の記事が検索上位に表示されれば、記事へのアクセス数が増えます。
もしもあなたが知りたい情報があって検索エンジンを利用して検索を行なった場合、どちらの記事を先にクリックして読むでしょうか。
- 検索順位1位の記事
- 検索順位5位の記事
Ignite Visibility社の2020年の調査によると検索上位のクリック率は以下の通りです。
順位 | クリック率(%) |
---|---|
1位 | 43.3 |
2位 | 37.3 |
3位 | 29.9 |
4位 | 19.3 |
5位 | 10.9 |
つまり、検索順位が上位にあるほど読まれやすい記事と言えます。
アクセス数が増えることで収益が見込める
記事へのアクセスが増えることで、広告を利用した収益を見込めるようになります。
特に、クリック型の広告であるGoogleアドセンス広告は、ブログへのアクセス数がカギとなる広告です。アクセスが増えれば、その分広告をクリックされる確率も上昇します。
アクセス数を伸ばすには記事を読んで「この記事は自分だけじゃなくて、もっと他の人にも勧めたい!」と読者に思ってもらうことが大切です。
良いものはみんなとシェアしたいですよね。記事がSNSを通じて拡散されれば、更なるアクセスや収益が期待できます。
SEOにはどんな対策方法があるのか
読者を満足させるため、検索エンジンに評価してもらうためにはさまざまな対策が考えられます。
例えばブログのデザイン、記事の読みやすさや質。
こうした細かな対策方法の大元は内部SEOと外部SEOに分類されています。
内部SEO
内部SEOではブログのタイトルや内容について読者を第一に考えた工夫や改善を行います。
例えば、
・どんな記事内容かが明確なタイトルをつける
・記事内にキーワードを盛り込む
・文字装飾などを行なって見やすい記事を作る
どれも有効な対策方法ですが、さらに効果の出やすい対策方法は以下の通りです。
- 内部リンク
- サイトの高速化
- SSL化
内部リンク
内部リンクとは外部サイトからではなく、自分自身のサイト内で記事をリンクすることです。
つまり、記事からまた別の記事を辿っていける状態ですね。こうすることで記事同士の関連度が増し、「お、この記事も気になるな」と読者から思ってもらいやすくなります。
記事から記事へ移っていくので、自然と読者のブログ滞在時間も長くなります。
また、検索エンジンのクロール段階では、主にリンクを辿っていくことでサイト内の情報を取得していきます。クローラーが巡回しやすく内部リンクを貼っておけば、情報の取得がしやすいですよね。
サイトの高速化
読者のアクセスはページの表示速度も大きく関係してきます。
ページの表示速度が遅いと読者はそのページから離れてしまいやすいのです。実際に、表示速度が3秒以上になると読者がページから離脱する確率は40%を超えるという調査結果もあります。
読者が離れやすいブログは検索エンジンからの評価も低くなってしまいます。
表示速度は契約しているサーバーの容量がいっぱいいっぱいという場合も。
SSL化
SSLとはサイトのセキュリティを向上させるために、データ通信を暗号化することです。
サイトがSSL化されれば、データの改ざんやなりすまし、詐欺行為からサイトを守ることができます。
GoogleもサイトのSSL化を推奨しており、検索順位を決定するためのひとつのポイントと考えているんです。
また、SSL化していないサイトはアクセス時に警告が表示されることも。こうした警告は読者に「え、危ないサイトなの?」と誤解されて離脱されてしまいます。
現在はどのサーバーでも無料独自SSLを設定できるので、必ず有効にしておきましょう。
SSL化の手順はこちら▼
外部SEO
外部SEOは主に他のサイトからの「被リンク」を得るために行われる対策です。
自身の記事に関連する他のサイトからの被リンクはGoogleからの評価のポイントのひとつになります。
被リンクを得るには良質な記事を作成するなど、他のサイトが「リンク貼ってみようかな!」と思える仕組み作りが大切です。
◎自然な被リンク・・・読者が記事を気に入って自分のブログにリンクを貼る
◎被リンクの数が多い・・・さまざまなサイトから被リンクを受けている
◎質の良いサイトからの被リンク・・・関連性のある質の良いサイトからの被リンク
注意しておきたいのは、金銭と引き換えにリンクを増やす行為です。
ペイドリンクと呼ばれ、Googleからのペナルティの対象となるためNGとされています。
「被リンク」についてはこちら▼
まとめ
ブログで大切なSEOについての基礎解説をしていきました。
今回のまとめとして…
- SEOはブログやサイトなどを検索エンジンで上位表示させるための手法や考え方
- SEO対策を行うことアクセス数の増加や収益の期待が見込める
- SEOには内部SEO、外部SEOがある
- 内部SEOで良質な記事を作成していくことが外部SEOに繋がる
多くのブロガーたちは記事を検索上位に持っていくために、さまざまな対策を試行錯誤しています。
こうした努力もブログでは必要になるのです。
まずは読者を第一に考えて、記事作成に臨みましょう!