いよいよ記事を書くとなった矢先、思ってた以上に書けないと悩んでいる初心者さんは多いのではないでしょうか?
どんな内容を書いていくか考えるだけでも精一杯で、なかなか文章を打ち込めない。その結果ブログを挫折してしまう…なんてケースも。
まずはライティングの基礎から学んで書くための準備を行いましょう!
この記事では、
- ブログ記事の構成
- 文章を書く際の型
- 記事をより読みやすくするコツ5選
などをメインに解説していきます。
一緒にライティングの基礎から学んで、書けないと悩んでいる状態から抜け出しましょう!
ブログはまず記事構成から
ブログ記事を書く上で大切になってくるのが、記事構成です。
記事構成とはブログ本文を書く前の下準備のことです。記事で伝えたいことや記事の全体的な流れを組み立てる作業を記事構成では行っていきます。
ブログを家として考えれば記事構成の重要さがわかってくると思います。
大工さんは新築の家を建てる場合、いきなり家を建て始めるでしょうか?
設計図を作成してどんな家なのか、室内の間取りなどをあらかじめ決めておきますよね。設計図がない状態での家づくりは確実に大工さんたちも混乱してしまうでしょう。
つまり、ブログの記事構成とは家づくりでいう設計図と同じなんです。しっかりとした記事構成が基盤としてあるから、ブログの記事が成り立ちます。
記事構成はどんな成り立ちなの?
記事の構成を考える場合、重要になってくるポイントが以下の3つです。
- 導入
- 記事
- まとめ
導入
導入部分に表示されるのは「記事タイトル」と「導入文」の2つです。
導入文は読者にとって最初に目に入る場所ですね。導入文では以下のような項目について書いていきます!
- 読者の悩みや疑問を浮き彫りにする
- この記事を読めばどうなるか
- 記事の全体像
導入文で読者の心をガッチリと掴むような文章が書ければ、その後の内容にも目を通してもらいやすくなります。読者からしてみれば導入文は、自分の求める答えがこの記事にあるかどうかを判断するポイントでもありますね。
本文
本文では読者が求める情報について、わかりやすく丁寧に解説していきます。
検索からこの記事に辿り着いた読者は自分の疑問や不安を解消するために本文に目を通します。もちろん、自分の求める情報をすぐに手に入れたいので、本文の見やすさは必須です。
記事を読む人の中には見出しだけを見て読み飛ばす人もいます。そうした人にも本文の内容がわかるように、見出しを挿入して簡潔に内容を伝えるのです。
まとめ
最後にまとめで記事の要点や伝えたいことをまとめていきます。まとめ部分でも記事全体の内容が大まかにわかるように記載する必要がありますね!
記事構成について更に詳しく知りたい方はこちら▼
記事本文には文章作成に便利な「型」を使おう
「そもそもどうやって書いていけばいいかわからない…」
「書こうと思ってもなかなか手が進まない…」
と悩む初心者の方も少なくありません。
いざ書いてみて自分で読み返してみても、自分が書いているにもかかわらず「何が言いたいのかわからない」というケースも…
そんな時は文章の型を用いて本文を書いていきましょう。
ここでは初心者にも扱いやすい型である「PREP法」を紹介します。
PREP法とは?
PREP法はより文章を書きやすくするための型のひとつです。
ブログを書く人のみならず、会社でのプレゼンや論文など幅広いジャンルで使用されています。
まず結論から書き始めるのが特徴で、わかりやすく説得力のある文章を書くことができます。初心者の方も型に当てはめながら文章作成を行ってみましょう。
PREP法は以下の項目で構成されています。
- point(結論、主張)・・・結論や主張を先に述べる
- reason(理由)・・・結論に対して理由を添える
- example(具体的な例)・・・理由を基に具体例を提示
- point(再度結論、主張)・・・再度結論を繰り返す
▼以下の動画でもPREP法について詳しく解説されています!
PREP法を使うメリット
さまざまなシーンで用いられるPREP法。
多くの人たちに使用されるのは、大きなメリットがいくつもあるからです。
PREP法のメリットはこちら!
- 相手に短時間で伝わる
- 文章に説得力がある
- 考えをまとめる習慣が身につく
- ストレスをかけない・かからない
メリット① 相手に短時間で伝わる
PREP法を用いれば、相手に自分の言いたいことが短時間で伝わるようになります。
それにより「結局何が言いたいのか」という状況を回避でき、再度説明するなど不要な手間が減ります。
メリット② 文章に説得力がある
PREP法を用いることで説得力のある文章になります。
論理的に文章展開がされるので、読んでいくごとに疑問や不安を解決することが可能です。そのために重要なのが結論を再度伝えること。最後の「point」の部分ですね。
論理的な文章を繰り返した後で再度結論を用いることが説得力を増すポイントのひとつです。
メリット③ 考えをまとめる習慣が身につく
論理的な文章が書けるようになれば、自分の頭の中でも物事を考えてまとめる習慣が身に付きます。
あれこれと順序を考えながら書いているよりも、記事執筆のスピードは格段に上がることでしょう。
メリット④ ストレスをかけない・かからない
「文章を読んで内容がわからない」
「再度同じ説明をしないといけない」
これらはとてもストレスのかかることです。
PREP法であれば、書いている内容で交通渋滞が起きにくいので、書き手と読み手がストレスを感じることなく済みます。
読みやすい記事についてはこちら▼
記事を書くときに抑えておきたいコツ5選!
型を用いる以外に抑えておきたいポイントを解説しておくね!
先程紹介したPREP法を用いれば、初心者でもある程度は文章が書きやすくなるでしょう。しかし、型を使っても読みにくかったり、内容が伝わりにくい文章は出来上がってしまうものです。
ここでは記事を書く際に抑えておきたいコツを5つ紹介します。
具体的なコツは以下の通りです!
- 接続詞を連続させない
- 同じ文末を連続させない
- 一文に言いたいことはひとつ
- 適宜改行を入れる
- 難しい漢字の使用はNG
接続詞を連続させない
接続詞とは文章と文章をつなぎ合わせる役割を持つ言葉のことです。
例えば以下の文章はどう感じますか?
そして、私はカレーを食べました。そして、サラダも食べました。
意味はわかりますが、何だか気持ち悪いですよね。
こうした場合は、
- そして、私はカレーとサラダを食べました。
- そして、私はカレーを食べました。さらに、サラダも食べました。
接続詞が連続しないためには削るか、バリエーションを増やす必要があります。
同じ文末を連続させない
同じ文末が続いてしまうと読者に稚拙な印象を与えてしまいます。特に「ですます調」では注意が必要です。
以下の例文を見てみましょう。
同じ文末の連続はNGです。なぜなら、読者に稚拙な印象を与えるからです。ですので、同じ文末になるのは避けた方がいいです。
改善例としては…
同じ文末の連続はNG!なぜなら、読者に稚拙な印象を与えるからです。ですので、同じ文末にならないような言い回しを考えましょう。
文末を少し変えて「です」の連続を避けていますね。仮にどうしても使用したい場合、文末が連続してしまうのは2回程度に抑えましょう。
一文に言いたいことはひとつ
「何が言いたいのかわからない」という文章には、一文の中にいくつもの主張が詰まっていることも。
一文には言いたいことをひとつにすることで、読者に簡潔にわかりやすく内容が伝わるようになります。
また、文章自体も短くすることも大切です。
短い文章は長い文章と比べれば、スッと頭に入りやすいですよね。長文は相手に負担を与えるので、一文は60文字程度に抑えるとよいでしょう。
適宜改行を入れる
文章自体も記事の見た目に大きく影響してきます。
切れ目なく連なっている文章を見た時、あなたは「よし、読もう!」と思えるでしょうか。
多くの人がその逆ですよね。
文章には適宜改行を入れることでスッキリとした印象を与えることができます。文章が長くなりすぎないように、2〜3行程で改行を入れていきましょう。
難しい漢字の使用はNG
ブログを読んでいて読めない漢字に遭遇した経験はないでしょうか?
記事内では難しい漢字の使用は控えましょう。
「この漢字読めない!」となれば、読者が離れてしまう原因にもなり得ます。漢字を用いずにひらがなで書いた方が読みやすいという言葉もあります。
- 出来る→できる
- 予め→あらかじめ
- 沢山→たくさん
- 殆ど→ほとんど
逆にひらがなから漢字への変換は「とじる」と表現するよ!
「ひらく」「とじる」を用いながら読みやすい記事を目指しましょう。
まとめ
記事の構成やライティングの基礎的な部分について解説しました。
今回のまとめとして…
- 記事構成は導入、本文、まとめから成り立つ
- ブログ初心者はPREP法を用いての文章作成がおすすめ
- 同じ接続詞を連続しない、適宜改行を入れるなどの文章を書く上でのコツをしっかり抑えておく
最初のうちは書けないことに悩んだり、やめてしまおうと思ったりすることもあるでしょう。まずは基本を抑えて、地道に文章を書き続けていきましょう。
この記事を通して、文章力が少しでも身についてもらえれば幸いです。