「よし、ブログ運営を始めよう!」と思ったあなた。「記事の内容はwebライティング学習スクールで習った通り、しっかり書いたからこれでOK!完了」…ではないんです。
アフィリエイトで稼ぐことを狙っている方は勿論、そうでない方もせっかく書いた記事は沢山の人に読んでもらいたいですよね。
たくさん読んでもらえるようになるためには、書いたら終わりの書きっぱなしではなく、その後のサイト解析が非常に重要なんです。
この記事では、サイト解析で何が分かるのかということと、オススメのツールをご紹介していきます。
サイト解析ツールで分かること
サイト解析には大きく2種類あり、「検索状況解析」と「アクセス解析」です。
検索状況解析はいわゆるSEO対策の解析。アクセス解析はその名の通り、サイトに対するアクセスがどんな感じなのかを調べるものです。
各種数値からサイトの課題と改善点のヒントが分かる
使用する解析ツールによって用語名称などは違う場合がありますが、一般的によく使われる用語例をご紹介します。この7項目は覚えておいてくださいね!
各種の数値から、ブログサイトの課題と改善点のヒントが分かります。こちらの表では、用語ごとのポイントを記載しているのでぜひチェックして下さい。
用語例 | 意味 | ポイント |
---|---|---|
PV(ページビュー)数 | ページが何回見られたか。同じユーザーが複数回見た場合も回数が増える。 | サイト解析の基本要素。アフィリエイトの場合、ある程度PV数と収益が相関するのでPV数の増減は把握しておきましょう。 |
UU(ユニークユーザー)数 | サイトを訪問したユーザーの人数(同じユーザーが1日に何度も来ても1人カウント) | UUが増える=サイトを見てくれている人数が増える、なので、ぜひ増やしたい。 |
セッション(訪問)数 | ユーザーがサイトをどれだけ訪問したかを表す。一気に複数ページを見てもセッション数は1回となる。 | PVと比較することで、1回のアクセスでどのくらいのページを見ているかが推測できる。 |
平均滞在時間 | ユーザーがサイトをどのくらいの時間見てくれたか。 | サイト内でいろいろなページを見ていると長くなる。平均滞在時間は長い方が良い。 |
直帰率 | アクセスした最初のページ(ランディングページ)でユーザーが離脱した割合の数値です。 | サイトを開いてすぐに読むのを止めた率なので、低い方がGood |
サイトの流入経路 | ユーザーがどこからサイトへ来たのか(検索なのか、リンクなのか…) | 例えばtwitterのリンクから流入が多いなら、twitterでの告知を強化する、といった作戦を立てるのに使う |
アクセス環境 | OSやブラウザ、画面サイズなどどういった環境でサイトを見ているかが分かる | スマホから見ている人が多ければ、モバイル画面優先でサイトを作るなど。 |
おすすめの無料サイト解析ツールをご紹介
オススメの無料ツールはこちらの4つです。
- Google search Console(サーチコンソール)・・・SEO
- Google Analytics(アナリティクス)・・・アクセス解析
- ランクトラッカー・・・SEO
- GRC・・・SEO
特に上2つはGoogleの公式サービスなので、ぜひ最初から使ってみてください。
1.Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールはその名の通り、Googleの無料解析ツールです。Googleは日本でも世界でもNO.1の検索エンジンで、国内シェアでは約70%と言われています。
Search Engin Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字で、検索エンジンの検索結果でサイトが上位に表示されるように構成などを整えていくことです。
▼サーチコンソールへの登録・設定方法はこちらの記事で解説しています。
2.Googleアナリティクス
Googleアナリティクスも、前述のコンソール同様Googleの無料解析ツールです。
アナリティクスはアクセス解析用サービスなので、冒頭で解説した用語のPV数やUU数などを見るのに使います。
SEOツールでは【検索してどうやってサイトまで来たか】を分析し、アクセス解析ソフトでは【やってきた読者がどんな人でどういうページを見たか】などを分析するのです。
▼アナリティクスへの登録・設定方法はこちらの記事で解説しています。
Googleアナリティクスには【公式Youtubeチャンネル】があります。残念ながら英語の動画ですが、日本語字幕を出せば内容は分かると思いますので、公式の最新情報を動画で見たい方はぜひチェックしてみてください。
歯車アイコン(設定)⇒ 字幕 をクリック⇒ 自動翻訳 を選択 ⇒ 日本語 を選択
自動翻訳なので謎の日本語になってしまう部分もありますが、この方法を覚えると日本語以外の動画も気軽に見ることが出来て便利ですよ。
3.ランクトラッカー / 4.GRC
ランクトラッカーと、GRCは「ランクチェッカー」というもので、キーワード検索の順位が分かります。
Googleコンソールでは把握できない、Yahoo!やBingといったGoogle以外の検索順位を把握するために必要です。
ただしGRCはMacに対応していないので、広く対応しているという意味ではランクトラッカーから検討するのもいいかと思います。
オマケ:検索順位チェッカー
「好みやニーズと言われてもイメージがつかないんですけど…」という方には、登録不要で完全無料のWebサービスがありますので、とりあえず試してみてもいいかもしれません。
「検索順位チェッカー」というサイトです。
引用:検索順位チェッカー
ダウンロードも会員登録も不要ですぐに結果が分かるのが良いところなのですが、100位までしか分かりませんので、本格的に解析をしたい場合には残念ながら不十分ですので、ランクトラッカーやGRCをご検討ください。
有料ツールは?
有料のサイト解析ツールもたくさんあります。ただし、まずは無料ツールでしっかり分析し、無料ツールで満足できない部分が見えてきたら検討してみましょう。
なぜサイト解析が重要なのか
ブログ運営ではやはり、たくさんの人に読んでもらうこと、すなわちアクセス数を上げていくことが重要です。サイト解析することで、
- 人気記事はどれか、逆に読まれていない記事はどれか
- 読者はどこにまずアクセスしているのか
- ブログ全体にどのようなキーワードで流入してくれているのか
- どのページで読むのをやめる人が多いのか
といったことが分かります。
それに対して、キーワード選定をし直したり、人気キーワードの周辺記事を強化したり、離脱ページの改善をしたりすることでブログが改善されていくんです。
WEB記事の良いところは、カンタンに修正が出来るところです。
しっかりとサイト解析を行って、改善点を見つけ出し、どんどん書き直し・リライトを行っていきましょう。書きっぱなしでは検索順位もアクセス数もよくなっていきません。
PDCAサイクルとは
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。
出典:Wikipediaフリー百科事典 最終更新 2021年6月21日 (月) 12:45
まとめ
- サイト解析は2種類あり、「検索状況(SEO)解析」と「アクセス解析」
- Googleサーチコンソールとアナリティクスは必須
- ブログ運営を上手くいかせたいならサイト解析をして、改善していくことが大事
せっかくブログ記事を書くなら、たくさんの人に読んでもらいたいですよね。しかし、最初からなかなかたくさんのアクセス数を稼げるようにはなりません。
何度でもトライ&エラー!の気持ちで改善を積み重ねていきましょう。
しっかりサイト解析をして、みんなに読んでもらえるブログサイトを運営できるようになりたいですね。