こんにちは「ファン太」と申します。
2018年からアフィリエイトサイトの運営でご飯を食べさせて頂いています。
最近はWeb以外にもご縁を頂き色々チャレンジさせて頂いていますが、Webライティングにチャレンジしたいという方々の最初の一歩をお手伝いさせて頂くプロジェクトなどもさせて頂いています。
いつもは専用のチャット環境などでメンバーの皆さんと触れ合っているのですが、ご質問の多い内容に少しお答えしようと思い記事にしてみました。
集客・教育・販売のいずれの目的ではなく、ただメンバーの皆さん向けの記事ですので、構成・文字装飾もそこそこであることをお許しください。
今回は「引用」についてです。さっそく行ってみましょう!
引用の書き方|Webブログ|基本
Webサイト・ブログに他人の記事の一部を掲載するいわゆる「引用」を行う場合は以下の注意点を守って行ってください。
引用ルール|必須5箇条|
引用文書が自分の文書の裏付け資料になるよう記事を構成する
引用タグを使用して「読者」にも「Google」にも区別できるよう記述する
自分のオリジナル文章と引用文章の割合は7:3以下にする
引用文章は一切追加・修正・変更してはいけません
引用文書には「引用元:〇〇××△△(URLリンク付)」と明記する
引用とは他人のサイトの文章を使用するということです。
これは著作権法に関わる行為になります。
そのため、時には大きなトラブルにも発展する恐れのある行為です。
しかし、引用は自分の記事の裏付けを明記し読者の信頼や安心を得る重要なライティング技術です。
正しい引用ルールを身に着ければ引用はあなたの強い味方になっていくれます。
引用ルールの裏付け|文化庁HPより|
ブログ内で引用文を用いる際の注意点は文化庁が公式HPに以下のよう掲載しています。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
引用元:文化庁HP
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
何だか少し難しい言い回しですね。
ぼくなりの解釈と言葉で、もう少し簡単な言葉で表現すると以下のようになると思います。
(1) 自分のオリジナル文章と引用させてもらった文章に関係性があること
(2) 自分のオリジナル文章と引用させてもらった文章を記号で区別すること
(3) 自分のオリジナル文章がメインで引用文がその補足となるようにすること
(4) どこから引用させてもらった文章なのか明示すること
正しく引用しない場合のデメリット
著作権侵害として民事請求を受ける
正しく引用しなかった場合、著作権を侵害していたとして「著作権者」から「民事上の請求」を受けることがあるようです。
差止請求
せっかく育てたWebサイトを閉鎖するよう求められる
損害賠償請求
損害内容に見合った賠償(=お金)を求められる
不当利得返還請求
著作兼侵害を犯したサイトで上げた収益を返すよう求められる
名誉回復などの措置請求
新聞やテレビなどでの謝罪を行い、著作権者の名誉回復などを求められる
著作権法違反として刑事罰を受ける
民事だけでなく、刑事罰に問われる可能性もあるようです。
著作権法第119条により、著作権を侵害した者には「10年以下の懲役または1000万円以下の罰金」に処されるか、その両方に処される可能性があるようです。
もしも著作権侵害者が法人であれば「3億円以下の罰金」を科される場合があるようです。
こうしてみると著作権法違反は決して軽々しいものではありませんね。
コピーサイトとしてGoogleよりペナルティーを受ける
「サイトが飛ばされた」こんな恐ろしい言葉を聞いたことがある方も少なくないはずです。
Googleは自身の検索エンジンによりユーザーに提供する情報の品質を維持するため、Googleの定めたルールに違反したサイトに罰を与えます。
この罰が決してユーザーの目に届かない低順位にされてしまう(=飛ばされる)という行為です。
このような罰を与えられるルール違反の一つが、他人の記事を自身の記事のように掲載した「コピーコンテンツ」になります。
引用は他人の記事の文章を自分の記事に掲載する行為です。
Googleに「これは引用です」と伝わる記述をしなければ、「コピーコンテンツ」と判断され飛ばされてしまいます。
要注意です。
引用の書き方|Webブログ|wordpress操作
クラッシックエディタ(ビジュアルエディタ)での引用操作
さてそれでは具体的な書き方とWordpressの操作方法を見ていきましょう。
- 「①引用ボタン」を押すと「②引用ボックス」が表示されます。
引用ボックスの先頭には「③引用記号」が表示されています。 - 「④引用本文」をコピー&ペーストしてください
- 「⑤引用元」を記載してください。
具体的には「引用元:引用元HP名」を記載するとよいでしょう。
続いて引用先にリンクを挿入していきます。
- 引用先HP名を選択した状態で「①リンク編集挿入ボタン」を押します。
- 「②URL入力窓」が表示されされますので引用先のURLを記入または コピー&ペーストしてください
- 「③適応ボタン」を押して完了となりますがもう一工夫するために「④リンク設定ボタン」を押してください
「リンク先に飛んだらいつの間にか元のページに戻れなくなっていた」ってこと経験ありませんか?
せっかく自分のページまで来てくれた読者さんを迷子にしないために、ちょっとしたお呪いをしておきましょう。
- 「③リンク開き方設定ボタン」にチェックを入れましょう
- 「④リンク追加ボタン」を押して完成です。
これで読者がリンクを押した際、元のページは表示したまま新しいタブを開いてリンクページが開かれます。
ブロックエディタの引用操作
ブロックエディタでの操作方法も確認しておきましょう。
- ブロックを挿入します
- 引用ブロックの選択は「①一般ブロック展開ボタン」を押し「②引用ボタン」の順に行ってください
するとクラッシックエディタと同様の「①引用ボックス」が表示されます。
引用ボックス内には「②引用記号」が表示されています。
クラッシックエディタと違いは「③引用先」記載部分は最初から準備されている点だけです。
- 引用本文を記載またはコピー&ペーストしてください
- 引用先を記載してください。
具体的には「引用先:引用先HP名」を記載するとよいでしょう。 - 引用先HP名を選択した状態で「①リンク編集/挿入ボタン」を押してください。
- 「①URL入力窓」が表示されされますので引用先のURLを記入または コピー&ペーストしてください
- 「②適応ボタン」を押して完了となりますがもう一工夫するために「③リンク設定ボタン」を押してください
- 「①リンクの開き方設定ボタン」を押してください
青が新しいタブで開くになります。 - 以上で設定完了です。
引用元・引用先どちらが正しいのか
引用文書の出所を表す場合は引用元が正解です。
「引用元から引用先に文章を引用する」が正しい表現のようです。
引用先は自分のサイトを表します。
引用文章の掲載されているサイトが引用元になります。
引用・参考・出典の違い
引用に似た言葉で「参考」や「出典」というものがあります。
その違いも覚えておくといいですよ。
引用
元の著作物からそのまま掲載・使用すること
参考
元の著作物の内容をまとめ・要約して掲載・使用すること
出典
引用や参考に用いた著作物そのモノのこと
引用の目的を知ることは検索エンジン上位表示への近道となる
引用の目的は自分のオリジナル文章の説明や補足になります。
これは文化庁が公式HPに掲載している「引用における注意点」にも含まれています。
しかし、引用にはもう一つ大事な目的が隠されているのです。
それは、コンテンツの品質を向上させることです。
グーグルのコンテンツ評価基準
グーグルは自社の検索エンジンサービスの品質を向上させるため、より高品質なコンテンツ(記事・ブログ・Webサイト)を検索エンジン上位に表示させるようにしています。
従って自分のコンテンツを検索エンジン上位に表示させたければ、このGoogleの思いに寄り添い良質なコンテンツを作成しなければいけません。
ではGoogleは具体的にどのようなコンテンツを品質が高いと評価しているのでしょうか?
Googleには良質なコンテンツと評価するためのポイントはいくつかありますが、その一つに「E-A-T(通称:イート)」があります。
E-A-Tとは
E-A-Tとは高品質なコンテンツに必要なものを表す3つの単語の頭文字でGoogleが作り出した造語です。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness (権威性)
- TrustWorthiness (信頼性)
つまり「専門性」「権威性」「信頼性」を高めることが、高品質なコンテンツを作ることになり、検索エンジンの上位インデックスさせる方法の一つなのです。
専門性・権威性・信頼性を向上させる方法
専門性・権威性・信頼性を向上させる方法には様々ありますが、その中で誰でもすぐに始められ基本的手法が「正しい情報を提供する」ことです。
併せて「正しい情報を取り扱っていることを読者やGoogleに知らせる」ことです。
記事作成とは、読者に代わって学び、読者の悩み(検索意図)に対する答えとして必要な情報を漏れなく・分かりやすくまとめることです。
その中で「専門性・権威性・信頼性」の高い情報元に学び、その情報元を読者にもGoogleにも明確に知らせることのできる「引用」には、 「専門性・権威性・信頼性」 を高める効果もあると私は考えています。
理想的な引用先とは
引用先の目的は自分の文章の説明であり補足であると同時に、E-A-Tを高めるためのものであることは理解頂けたと思います。
ですから引用先は、これらの目的が達成できる引用先か?できない引用先か?で判断すれば間違いを犯す可能性は低くなります。
もう少し具体的に指針を示すと以下のようになると思います。
おすすめ出来る引用先
- 一次情報を取り扱ったサイト
→製品であれば販売元や公式販売代理店のHPなど - 公の機関
→政府機関(官公庁HP)や国立機関(大学や研究機関)など - 準公の機関
→私立病院や私立大学など - 大手企業サイト
→キーワードと事業の関連性が高い社会的認知度の高い企業など
おすすめしない引用先
- アフィリエイトサイト(ライバルサイト)
- 著者の不明な個人ブログ
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか?
引用ルールを正しく守り、適切に引用することでトラブルを予防するだけでなく高品質なコンテンツを作成することが可能になります。
読者の悩みを解決し、またこの人の記事が読みたい!
そういわれるようなライターになるため一緒にライティング技術を学習していきましょう。