タイトルは、コンテンツ(記事)がGoogleに高評価される(SEO)ためにも、ユーザーに好評価される(UX)ためにも非常に重要です。

SEO的には、Googleにこのコンテンツに記載されている主な内容は何なのか?をタイトルを通じ伝えています。

UX的には、ユーザーにこのコンテンツに記載されている主な内容に加え、ライバル記事と比べた優位性を最初に伝える要素となります。

そのため、本文に比べると圧倒的に文字数は少ないですが決して軽んじてはいけないコンテンツ構成要素なのです。

しかし、生産性の面から沢山の時間をタイトル作成だけに費やすことも得策とは言えます。

そこで、この記事では皆さんに短時間でベターなタイトル作成を可能とするためのタイトル作成ルールとポイントをお教えします。

マニュアルと差異がある場合は本学習サイトの情報を正としてください。

なぜならSEO・UXともに現在進行形で変化と進化を続けており、この学習サイトの情報はマニュアルに比べフレッシュであるからです

タイトル作成のルール

  • 文字数は35文字以内
  • キーワードを全て含む

文字数

タイトルの文字数は、検索エンジンの表示文字数以下にしてください。

タイトルは以下2つの状況でユーザーと接点を持ちます。

  • 検索エンジンの検索結果
  • 検索エンジンから流入後のページ表示結果

ページの表示結果では文字数に制限無くタイトルが表示されます。

一方で、検索エンジンの検索結果のタイトル表示には文字数の制限があります。

コンテンツ作成者が色々考えて作成したタイトルも、文字数が制限されることでタイトルの一部しかユーザーの目に触れることが出来なければ、作成者の意図を正しくユーザーに伝えることは難しくなります。

その為に、タイトルの文字数は検索エンジンの表示文字数以下にする必要があるのです。

PC・スマホ向け共用サイト

35文字以内

PC向けサイト

30~35文字程度

スマホ向けサイト

36~42文字程度

【PC向けサイト?スマホ向けサイト?とは】

文字通り、対象ユーザー(デバイス)を「PC」「スマホ」に限定したサイトです。

昔は、PC向けとスマホ向けで異なるページデザインを準備する必要がありました。そこで最初から対象ユーザーを決定しページを制作していました。

しかし、最近のWordPressテーマはデバイスに合わせ自動で表示を切り替えてくれる「レスポンシブWebデザイン機能」が搭載されているものが多くあります。

そのため、立ち上げ当初から対象デバイスを意識することは少なくなりました。

厳密には、対象デバイスによりユーザービリティ向上のためのポイントがいくつか異なります。
そのため、中級者以上の方は自分のサイトで最もよく使われているデバイスは何か?を知っていくとよいでしょう。

【レスポンシブWebデザイン対応WordPressテーマ|おススメ3選】(準備中)
【無料アクセス解析ツール|最も良く使われているデバイスの確認方法】(準備中)

キーワードを盛り込む

タイトルにはキーワードを全て含める。

Googleは、タイトルをコンテンツの内容を「端的」「明確」に把握するための重要なコンテンツ構成要素と位置付けています。

そのため、コンテンツの内容を最も「端的」「明確」に表現するものであるキーワードを漏らすことなく必ずタイトルに含めましょう。

【クエリとキーワードの違い】

クエリとキーワードは「検索エンジンに入力する(される)単語群」を意味する類義語です。

しかし、厳密には異なります。その違いはそれぞれの言葉の利用者が異なる点です。

検索エンジン利用者が、検索意図を満たすコンテンツを探すため検索エンジンに入力する単語群がクエリです。そのため「検索クエリ」と言われることもあります。

一方でコンテンツ制作者が、検索エンジンの検索結果で上位表示を目指すためコンテンツ毎に設定する検索エンジンに入力される単語群がキーワードです。そのため「コンテンツキーワード」と言われる場合もあります。

検索クエリは、同じ検索意図を持った検索者でも10人いれば10通りある可能性があります。

検索意図:コンテンツのタイトルの作成方法を知りたい

クエリ:「コンテンツ タイトル 作成方法」「コンテンツ タイトル 作り方」「ブログ タイトル作成 方法」 など

一方でキーワードは、コンテンツ毎に1つだけ設定します。

【無料サイト解析ツール|投稿済み記事の検索クエリの調べ方】(準備中)

【|今だけ公開|3分で250個のキーワードを選定する方法】(準備中)

タイトル作成のポイント

  • ユーザーの検索意図を盛り込む
  • コンテンツ内容と整合性をとる
  • クリックを誘う語句を入れる

検索意図を盛り込む

検索ユーザーの気持ち・状況を捉えた検索意図を盛り込んだタイトルにする

キーワードを羅列するだけではダメです。

SEO的には、キーワードの羅列によってGoogleの記事内容を機械的判断するボット(プログラム)に内容が正しく伝わるかもしれません。

しかし、最後は検索結果として同じページに表示されたライバルのタイトルの中から検索ユーザー(人)に選ばれなければなりません。

その際検索ユーザーは、「自分の悩みや知りたいこと(=検索意図)」を解決してくれる「自分の求めている答え」が書かれているものを探しています。

検索ユーザーの気持ち・状況を捉えた検索意図を盛り込んだタイトルにしましょう。

内容と整合性を取る

タイトルと内容に整合性が無いのは「実行が伴わない口だけの人」と一緒

SEO的には、タイトルから判断した記事の内容に対し、本文からその記事のユーザーに対する有益性を評価します。

そのため、タイトルと内容に整合性が無ければ記事の評価は下がります。

UX的にも、タイトルを見て記事にランディング(流入)して来たユーザーは、タイトルから期待していた内容が記事内に無ければ、すぐにサイトから立ち去ってしまうでしょう。

そんな記事は、まるで「実行が伴わない口だけの人」のようです。

もちろん滞在時間の短い記事はSEO的にも評価は低くなります。まさに負のスパイラルです。

ですから、タイトルと内容は整合性の取れたものにしてください。

【タイトルと記事内容の整合性を取る具体的方法】

整合性を取るための具体的な方法として、執筆の際にこだわった部分を書き入れる方法があります。

  • ターゲットを明らかにする。「入門者向け」「40代女性のための」など
  • ユーザーが得られる価値を明らかにする。「5分で分かる」「無料で出来る」など

クリックを誘く語句を入れる

好奇心をくすぐる3種類のお得・お手軽感を強調する語句を入れクリックを誘う

グーグルに評価され検索エンジンの検索結果として上位に表示されているにも関わらず記事への流入が伸び悩むケースがあります。

その原因として、ライバル記事に比べ「クリックしたくなる」「記事を読んで見たくなる」好奇心をくすぐるようなタイトルになっていないケースが考えられます。

対策として現状のタイトルや内容と整合性のある「クリックを誘う語句」を追加する方法があります。

金銭的なお得・お手軽感を強調する

「無料ツールだけで始められる」のような皆大好きタダ系によるお得感の他、「マネするだけで月10万円」のような費用対効果的なお得感を強調する方法があります。

知識的なお得・お手軽感を強調する

「東大生がやっている」のような知的ブランドによるお得感の他、「ホリエモンもおススメしていた」のような知的著名人によるお得感の強調方法もあります。

また、「サルでもわかる」「これを読んで家の中学生の娘も出来ました」のようなハードルを下げるお手軽感の強調方法もあります。

時間的お得感を強調する

「今だけ」のような期間限定的なお得感の他、「たった30分で」のような時短的なお得感の強調方法もあります。

まとめ

タイトルは、SEO(対Google)的にもUX(対ユーザー)的にも非常に大事なコンテンツの構成要素です。

この記事が「時間対効果の高いタイトルを作成」のお役に立てば幸いです。

この記事を読み、ライティング学習でアウトプットし、添削結果をフィードバックし続け、稼げるライティング技術を手に入れてください。

また、次回の記事でお会いしましよう。